2022.02.19|動画コンテンツ
【5分でわかる】天神ビッグバンのココがスゴイ!天神の街はどうなっちゃうの?【天神ビジネスセンター・大名小学校跡地・福ビル etc…】
こんにちは。
いのぐち不動産です。
福岡の不動産や、近隣エリア情報をお届けしているこちらのブログ。
今回は「天神ビッグバン」について、くわしく解説したいと思います。
天神ビッグバンとは
ここ最近、天神ビッグバンという言葉をよく聞くようになりました。
天神ビッグバンとは、天神地区がアジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出するプロジェクトです。
天神エリアは、国家戦略特区に指定された10区域。
そのため、「航空法高さ制限の特例承認」や「容積率緩和制度」によって、高い建物が建てられるようになりました。
既存の建物を高層階に建て替えることで、新しい雇用を創生したり、経済効果がアップしたりといった、嬉しい変化が見込まれています。
天神ビックバンで誕生!天神ビジネスセンター
天神エリアには、天神ビッグバンの第1号プロジェクトとして、すでに建て替えられた建物があります。
それが2021年9月に竣工した、「天神ビジネスセンター」です。
天神ビジネスセンターで注目したい、2つのポイントをみてみましょう。
「免震構造」
天神ビジネスセンターは地上19階、地下2階の高層階ビルなのですが、この高さでは珍しい免震構造になっています。
免震構造……地震の際、建物の土台にある免震ゴムが建物の揺れを吸収し、建物へ振動が伝わらないように設計した構造
免震構造は、建物自体が一緒に揺れて、地震の揺れから守る耐震構造よりも、優れた設計です。
揺れが少ないことから、建物内でものが落下するなどの被害を防げる半面、高額な費用がかかるため、高層ビルではあまり見かけません。
地上19階のビルの免震構造をつけた天神ビジネスセンターは、コストをかけただけの高い価値が生まれると期待しています。
「感染対策」
天神ビジネスセンターはその名からも分かる通り、たくさんのオフィスが入居します。
オフィスが増え、活気が生まれるのは良いのですが、気になるのが感染対策です。
コロナ終息の見通しが立たない現在、徹底された対策が求められます。
そこで天神ビジネスセンターでは、5つの徹底した感染対策が取り入れられています。
・高性能フィルター付き外気取込口
・個別空調システム除菌ユニット(常時換気)
・非接触で入れるタッチレス化されたエントランス
・仕切りのある飛沫防止対策された手洗い
・衛生的な空間維持のためのメンテナンス
最新技術をいっぱいに詰め込んだオフィスビル。
セキュリティー面も万全ということもあり、近隣企業から高い注目を集めています。
天神ビジネスセンターに入るテナントは?
働きやすい、過ごしやすい環境が整えられた天神ビジネスセンターですが、どのようなテナントの入居が決まっているのでしょうか?
すでにジャパネットたかたさんの本社やNECさん、西日本シティ銀行さんの支店が決定。
今後は、SMBC日興証券などが入る予定だと聞いています。
大手企業がたくさん集まる天神ビジネスセンター。
街の活性化に一役買ってくれる存在になりそうです。
はじめに容積緩和の話をしましたが、容積緩和がなければ、この建物は制限で16階までしか建てられませんでした。
しかし天神ビッグバンによって、19階まで高層化。
2022年春頃には低層階に11店舗ほどの飲食店開業も決まっています。
オフィス利用だけでなく、天神へ買い物やレジャーで足を運ぶ人にとっても、楽しみな施設と言えますね。
福岡大名プロジェクトの再開発
天神エリアでは、天神ビジネスセンター以外にも、再開発が進んでいます。
それが、天神ビッグバンを利用した、「福岡大名プロジェクト」です。
大名小学校の跡地の再開発で、高級ホテルであるザ・リッツ・カールトンホテルの誘致が決まっています。
国内外から富裕層が宿泊に来るようになれば、福岡の経済がさらに盛り上がりそうです。
グラウンドの一部は、これからの創業したい人を支援するスタートアップカフェ福岡が誕生。気軽に起業相談ができる場所として、賑わいをみせています。
福岡はアジアの玄関口です。
天神ビッグバンで、福岡から海外へ進出したい、というグローバル企業の育成も担っています。
まとめ
天神ビッグバンで大きく様変わりする天神地区。
2024年までの10年間で、30棟のビル建て替えが目標ということもあり、まだまだ新しい風を期待できそうです。
福ビル(福岡ビル)の建て替えも決定しています。
西日本鉄道とイオンが協力の上、2024年までの竣工を目指して、計画が進められているところです。
ぜひ天神ビッグバンの再開発情報を定期的にチェックして、皆様の今後にお役立てください。